おぎもくでは、高温乾燥ではなく中温乾燥を採用しています。
もちろん、高温乾燥も出来る乾燥機ですが、最初にテストしたとき
乾燥後の材料が大きく変形し、色も変色し
材料屋からみると‘木‘ではありませんでした。
木材人工乾燥機
「道 21世紀新聞」に高温乾燥による影響が書かれている記事があったので抜粋します。
「摂氏120度の高温で短時間の乾燥が主流。高温乾燥によって
木材は大きく変化する。木材は無数の細胞から成り立っているので、
細胞を接着しているリグニンが溶け出し、
木材の中身はカステラのようになる。
ノミを入れるとボソっと入ってしまい、強度は半減する。高温人工乾燥は37倍ものスピードで劣化を早め、1000年持つヒノキを20年程の寿命にしてしまう。」
現在、ほとんどの乾燥材は高温乾燥です。
理由は、乾燥コストや乾燥時間の短縮の為です。
しかし、「価格の不思議②」で書いたように、
実は中温乾燥と大きく価格は変わりません。
おぎもくでは、これからも中温乾燥を採用していきます。
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