木には、向き・クセがあると 何回か書いてますが今回は、もう少し詳しく書いてみます。
木は、人間と同じようにクセがあります。このクセや向きを計算して製材しますが
間違えると、製材後、大きく反ったり、強度低下の可能性も出てきます。
向き・クセがある理由。
1番大きな理由は、木は斜面に生えていることです。
基本的に、太陽の当たる谷川に枝が多く生えます。
人に例えるとわかりやすいですが、リュックサックを背負って
斜面に立っているイメージですね。
踏ん張るには、自分の腹を山側に背中を谷川に向けます。
同じように、基本的に木も山側を腹、谷川を背中と呼びます。
このように、真っ直ぐに見える木もクセ、向きがあります。
そして、なぜ木の向きが重要か?
例えば、梁・桁の場合、必ず腹を下側、背中を上側になるよう製材します。
これも、人間に例えると分かりやすいですが、うつ伏せで人が背中に乗るのと
仰向けで腹に人が乗るのと、どちらが安定しているか。
一目瞭然ですね
(株)おぎもくでは、すべて職人により木の向きを確かめ、製材しています。
コメントを残す