おぎもくブログ

月: 2007年6月

フローリング②

今回は、用途についてです。
木のフローリングと非木質のフローリングは、見かけは似てますが
全く違うものです。
非木質のフローリングは石油製品等がありますが、水などがこぼれても
染みることなく、また傷がつきにくいものが多いです。
その為、水回りで使用されることが多いです。
ただ、プリントしたものなので、木材本来の効果はありません。
一方、木のフローリングは、木が本来持つ調湿作用、心を落ち着かせる香り
住むほどに出てくる味わいがあります。
ただ非木質と違い自然のものなので、傷が付くことがあります。
表面をコーティングしたものもありますが、木材本来の効果は出ません。
無垢のフローリングは、家族の集まる部屋や子供部屋、
長時間利用する部屋などに適しています。

無垢フローリングをふんだんに利用した部屋

フローリング

今回は、フローリングについてです。
一言でフローリングと言っても、樹種、厚み、無垢材、集成材、石油製品等
いろいろあります。
部屋の用途によって使用するフローリングも様々です。


これは、無垢材の杉フローリングです。写真からは分かりませんが、厚みは39mmあります。厚みのあるフローリングは断熱効果が高く、衝撃も吸収します。

一方こちらは、木目調の石油製品です。どこにでも手軽に貼れます。
見た目は、よく似てますが中身は大きく違っています。
部屋の用途によっても変ってきますが、詳しくは次回に。

JAS(日本農林規格)

JAS(日本農林規格)とは、農林水産大臣が制定した規格で、
検査に合格した製品にJASマークを付けることが認められる制度です。
今まで、あいまいな部分のあった木材の含水率、丸み、サイズを規格化し、
検査に合格したものだけをJAS製品とします。
公共事業・住宅金融公庫融資住宅には、JASマーク付の製材品が指定されています。
当社は、もちろんJAS認定工場ですので、安心して御使用ください(^0^)

JASマークシール
JASマークは、木材の種類、等級、乾燥、寸法、製造業者名が記されます。
信頼できる住宅や木材製品には、
信頼できる品質や性能を表示したJAS製品を使うのが常識です。

木の家

最近は、”木の家”と言った言葉をよく目にするようになりました。
木の家で検索してみると、50万件以上見つかります。
木の家と言ってもいろいろあります。
思い浮かぶだけでも、国産材、外材、集成材(接着剤で張り合わせた材)、
無垢材(1枚もの)、乾燥木材、グリーン材(未乾燥材)などなど。
家を建てられる方の目的により、使う材料も大きく変ってきます。
例えば、木の香りのする家がいいと思われる方は、
中温乾燥の無垢材を薦めます。
集成材や高温乾燥の材は、ほとんど香りがしません。
木材でも、米松、地松、杉、桧、など多くの種類があります。
コストの問題ですが、本当は、家を壊す時までを考えてほしいと思います。
使う材料によっては、耐久性が弱かったり、
壊したときに特別な焼却方法しか処分できない材もあります。
結果的に、トータルコストがかなり上がる可能性もあります。