おぎもくブログ

月: 2011年2月

上棟されました!!

 
篠山市園田工務店様が2月19日(土)に上棟されました!!

構造材は兵庫県産木材です。


もちろん(株)おぎもくでは、すべて中温乾燥木材です。
乾燥時間は、高温乾燥に比べ長くなりますが、木材の成分が抜けにくく
良い香りが漂っています

最も大きいサイズの梁。
なんと、6m×150mm×390mm!!
丸太の直径42cm以上のサイズで製材しています。
木材市場でも多くは出ていないサイズです。

無垢材だから?②

 
最近は、無垢(むく)材と言う言葉がよく聞かれるようになりました。
住宅のチラシなどでもよく見ます。
確かに、無垢材と聞くと良いイメージが多いと思います。
ただ、材料屋からすれば、無垢材だけでは、どんな材かよく分かりません。
例えば、
          樹種は何か?
       木材の産地は?
       乾燥材か未乾燥材か?
       乾燥材ならば、含水率は何%か?
       乾燥方法は、中温か高温か自然か?


など、いろいろな疑問が出ます。
特に含水率によっては、施工後大きな違いが出ることもあります。
食品では、最近は「○○農場でつくりました」の表示が増えています。
木材も、「どこの産地で、どのように製材・乾燥した
いわゆる、木材の履歴が必要だと思います。

無垢材だから?

 
これは、フローリングの実(さね)の隙間が広がっている写真です。

こういった写真を見ると、ほとんどが「無垢材だから仕方ない」と返事が帰ってくると思います。
また、多くの人がそれで納得されています。

しかし、(株)おぎもくは、それはおかしい!!と言います。

実の隙間が開くのは、正しくはフローリング(木材)の収縮です。
もちろん、施工時は、収縮していません。
つまり、含水率の高いフローリングで施工したため、数ヶ月後くらいに
木材が収縮し、隙間が開いたようになります。

逆に言えば、きちんと乾燥し、養生期間をしっかり取った後、加工すれば
施工後、収縮することは、ほとんどありません。

上棟されました!!

丹波市氷上町の 田野住宅様が1月31日(月)上棟されました。


構造材は、長期優良住宅の家です。


中温乾燥材ならではの色合いですね

現場の大工さんが、「杉は柔らかいイメージがあるが、しっかりしているな
と言っておられました。

杉は、実は、強い木材です。
専門用語になりますが、杉は、「ヤング係数は低いが、基準強度は強い」んです。

分かりやすく言うと、たわみやすいが折れにくい木材です。

研修旅行

 丹波市製材協会で四国に研修旅行に行ってきましたが
興味深い建物がありました。
ひとつ目が愛媛県武道館
内部は、可能な限り木質化してあるそうです。
さすがに、鉄筋コンクリートがメインみたいですが。

お城のような感じです。
製材屋の悲しい性(さが)か、ついコンコンと叩いて感触と材質を確認する自分が・・・



もうひとつの建物が四国鉄道文化館

製材屋として、一番気になったのが、この部分。
どうやって曲げたのだろうか??
切れ込みらしきものが、何箇所か入ってますが。

こちらの説明文では。

地域の職人の伝統の技と書いてありますが、ここまで大きく曲げた材は、初めて見ました。

このあと、雪で高速道路が通行止めになり、2時間で帰れる距離を10時間かけて
帰る事に・・・

大渋滞・・・

 先週末より、丹波市製材協会研修旅行に行ってましたが
昨日14日(月)の大雪の影響で、鳴門大橋が通行止めに。。。
夕方3時頃だったので、瀬戸大橋に向かいましたが、四国の高速道路はすべて通行止め。
仕方なく一般道で向かいましたが、大渋滞。

深夜1時過ぎにやっと帰ってきました。
メール等で問い合わせをいただいた方には、大変申し訳ありませんが
もうしばらくお待ちください。

国道175号沿線交流物産展

 かじやの里メッセみき(道の駅みき隣)国道175号沿線交流物産展
開催されています。
丹波市春日町うっど かすがのメンバー7社で共同出店しています。


うっど かすがのブース。
木工品がメインです。



昨日、2月11日(金)は、朝から雪が降り続き、今回が第1回なので、人が来るんかなー?
と思ってましたが。。。



開始と同時に多くの方が来られ、すれ違いも困難なくらいの人数です。
何千人と来られたのでは、ないでしょうか。

この物産展は、本日12日(土)も開催されてます。
興味あるかたは、お気楽にお越しください

お昼過ぎになると、人数も少しは落ち着くと思います

凍結材

 今年の冬は、いつもより寒いせいか、凍結材が多く木材市場に出てます。
凍結材とは、伐採後、木材に含まれる水分が凍結状態のことです。
凍結材。
ぱっと見は、普通に見えますが。。。

チェックした、辺材の部分が凍結しています。
一瞬、あて材のようにも見えます。

凍結材の厄介なところは、製材時に鋸がまっすぐ通らないことです。
普通に製材すると、凸凹の板になってしまいます。
その為、ゆっくりと鋸を通さないといけないので、倍以上の手間がかかってしまいます。

よく見ると、凍結しています。
氷を触ってる感じですね


出店します!!

 2月11日(金)~12日(土)かじやの里メッセみき(道の駅みき隣)
で開催される国道175号沿線交流物産展に杉 内装材を展示します。

今回は、丹波市春日町で事業されている7社共同で販売・展示をします。
こちらは、7社のチラシ。


御気軽にお越しください

リフォーム完了!!

 丹波市田野工務店様のリフォームが完了しました!!

杉 無垢材を多く使用されています。
腰板は、杉 無節ピーリング材。
腰見切り巾木も杉 無垢材無節材です。


天井には、杉30mmフローリングを使用されています。
杉は、時間が経つにつれ柔らかな色合いになってくるので
数年後も楽しみですね


軒裏にも30mmの無節上小の杉 無垢フローリングを使用されています。


無垢材の魅力のひとつに、年月が経つにつれ、だんだんと色合いがなじんでくることが
あります。
完成時よりも、風格が出てくる。
このような材料は、なかなか無いと思います