杉には、多くの魅力がありますが、その中でも大きいのが調湿作用です。
調湿作用とは、木材が湿気の多い時に水分を吸収し、湿気の少ない時に水分を放出する
作用の事です。
その為、湿度が一定に保たれ、内装材など多くの杉 無垢材を使用した家では、健康で
過ごしやすくなります
実際に、私の家でも 杉 無垢39mm厚フローリングを居間に施工しましたが
部屋に入ると、湿度の差を感じ取れます。
おそらく、調湿作用で最も有名な建物が奈良の正倉院では、ないでしょうか。
宝物が1000年以上良好な状態で保存されてますが
高床式で地面からの水蒸気が遮断されたのに加え、杉の唐櫃に入れられていた為
しっかりと調湿作用が働いてたとされています。
月: 2011年7月
杉 丸太
丹波林産振興センターでおもしろい杉 丸太が出ていました。
これらは、元々は1本の木です。
1番太い丸太で直径が78cmあります。
色が黒かったり、割れが入ってるものもあったので
価格が安ければ、競り落とそうと考えてましたが。。。
直径78cmの丸太は、どんどん競り上がり、結局競り落とせませんでした
木材市場にずっと行ってると、たまに面白い丸太が出てきます。
10年に1回くらいですが、神代杉と言う、土に長年埋もれていた杉が
出てくることがあります。
見たのは、1~2回ですが、直径が人間の身長をはるかに超える巨大木でした。
なでしこジャパン
サッカー女子ワールドカップの日本対アメリカの決勝を早起きしてみてましたが
「すごいっ!!」
の一言です。
延長後半で残り時間が少なくなった時、半分あきらめて見てましたが
残り約3分で追いついた時は、あきらめない気持ちが本当に大事だと実感しました。
実は、丹波市市島町のアスコザパーク丹波が「INAC神戸レオネッサ」の練習拠点になってます。
ワールドカップ前は、澤選手しか名前を知らなかったですが
キーパーの海堀選手や大野選手、川澄選手など活躍された選手も所属なので
びっくりでした
木材市場
山崎木材市場に行ってきました。
今回は、納涼特市です。
特別市だけに、大径木が多く出ていました。
炎天下の中、競りが進行します。
めっちゃ暑いですが、麦わら帽子と長袖が基本ですね。
梅雨もあけて、カビ等が丸太に入る心配は少なくなりましたが
今度は、日差しが強くなり、丸太が割れる心配が出てきます。
特に、水分を多く吸って、木の皮が取れている物は、割れる確率が高くなります。
そのせいもあり、相場は少し弱めでした。
長尺材 製材
別注分の製材も終了し、杉の長尺材の製材に入ります。
こちらの杉は、長さ7m。直径は、一番太い丸太で44cmあります。
近くで見ると、かなりの迫力です!!
これだけ大きいと、木の向きを合わせる作業も大変です。
少し、調整するのにも、力が必要です。
鋸にかかる負担も大きくなるので、鋸が抱き込まないよう慎重に製材します。
無事 構造材用の製品がとれました。
製材直後は、水分を大量に含んでいるので、非常に重いです。
例えば、杉の柱で 3m×120mm×120mmのサイズの製品でも
含水率が100%だと約16.5ℓの水分が含まれています。
詳しくは、コチラに書いてます。
お堂
篠山市の畠井工務店様がお堂を建てられています。
構造材は、桧 無垢 中温乾燥材を使用しています。
壁は、杉無垢 中温乾燥木材です。
以前は、構造材と言えば、米松が主流でしたが、最近では、杉 桧の割合が多くなっています
別注サイズ 製材
杉の別注サイズ分を製材しています。
まずは、丸太の選別から。
用途によって向き、不向きの丸太があるので、分けていきます。
しかし、ここ数日 ものすごく暑かった。
日焼け止めも効果がなかったのでは・・・
選別した、丸太を製材します。
今回は、同じようなサイズが多く、巾が5mm違いのサイズもあったので
間違えないよう、慎重に桟積みします。
前回のフローリングと同じような写真ですが。。。
全く違うものです。
こちらは、杉の長さ6mの丸太。
別注サイズの製材が終了次第、杉 構造材の製材に入ります。
フローリング 製材
39mm厚 杉 無垢フローリングの原板を製材中です。
こちらが、フローリング用の丸太。
木材市場で、競り落としたものを、さらに工場で、サイズ・等級・木のクセなどを
選別して、製材します。
そして、製材。
選別した丸太がすべてフローリングになるわけではありません。
製材して初めてクセが出る木材もあるので
適材適所になるよう製材します。
同じ板に見えますが、実際は写真の中だけで、7種類ほどあります。
製材したフローリング原板を桟入れして積みます。
この後、人工乾燥機で中温乾燥します。
これは??
これは、何でしょう?
束ねてあるので、少し分かりづらいですが。
実は、別注サイズの内装材で窓枠・内部建具枠一軒分です。
杉の無節材で、もちろん中温乾燥材です。
そして、製材・乾燥・加工のすべてを弊社でやっています。
施工後、UPする予定です
リフォーム
篠山市の岡田工務店様がリフォームをされています。
地松の梁などは、古材として再使用し、桁・梁などは、新しい材です。
こちらは、古材の梁。
こちらは、新しい桧 構造材で色が塗ってあります。
色だけ見ると、古材のようですね
そして、写真のフローリングは、杉 無垢フローリングです。
少し面白い仕様で、1階の天井板に15mm厚フローリング。
その上に6mmの遮音マットをひき
2階の床に30mm厚 杉 無垢フローリングを施工してあります。