加古川市の田代工務店様が上棟されました!!
構造材は、杉 無垢中温乾燥木材です。
こちらにも進行状況が書かれています
月: 2016年3月
乾燥機へ
製材した土台等を乾燥機に入れる積み込み作業をしています。
この乾燥機は、長さが14mあります。
下がレールになっているので、積み込み後フォークリフトで押して
乾燥機の中に入れます。
その後、中温乾燥でじっくりと乾燥します。
天板用に
八鹿木材市場に行ってきました。
その中で、おもしろそうな杉 丸太を発見!!
長さ4m、直径64cmの杉の丸太です。
面白そうな杉丸太なので、競り落としました。
年輪が少し荒いですが、良い色をしているので
良い天板が取れそうです
壁のリフォーム用に
福知山市の今福工務店様が、杉床 すぎもくを引き取りに来られました。
厚みは15mm、Fグレード(節有 赤勝ち化粧材)で
壁のリフォームに使用されます。
プレカット工場へ
中温乾燥後、4面木づくりした杉 無垢構造材です。
4面木づくりとは、乾燥により変形した材料を仕上げ寸法に整える作業のことです。
中温乾燥独特の柔らかい色合いになっています
プレカットとは、仕口や継ぎ手を機械で加工する作業のことで、専門のプレカット工場へ運送します。
住吉神社 改修工事
篠山市の中井工務店様が、住吉神社の改修工事をされています。
普通の住宅に比べ、材料やサイズも特殊なものが多いですね
この少し曲がりがある部材が裏甲(うらごう)です。
前回製材した材料です。
すぎもく搬入
今井建築様のリフォーム現場に 杉床 すぎもく30を納材しました。
施工前の貴重な?写真です。
施工後の写真も楽しみですね
上棟されました
篠山市の畠井工務店様が上棟されました。
構造材は、杉 無垢材と米松EWを使用されてます。
杉 無垢中温乾燥材。
下側の梁が、米松EW(集成材)です。
柱 選別
田代工務店様が柱番付けにご来社されました。
番付けとは、柱の立つ位置と向きを決める作業です。
例えば、「は3」「い2」と言うように印を付けます。
一本ずつ、番付選別されています。
こちらは、通し柱。
どちらもヒノキです。
木材が反る理由②
木材が変形するのは、水分が抜けることにより起こる現象と前回書きました。
今回は、もう少し詳しく書いていきます。
木材の中に、どれくらいの水分が含まれているかを含水率(がんすいりつ)で表します。
含水率とは、木材に含まれる水分の量を%で表したもので、含水率計で調べることにより
木材の乾燥状態を知ることが出来ます。
含水率計
そして、木材には2種類の水分があります。
それが、自由水と結合水です。
自由水とは、木材の中を自由に移動できる水で
結合水とは、木材を構成している分子と結びついている水です。
文字にすると、かなりややこしく感じますね
例えで言うと、スポンジに水を含ませた状態を想像してください。
ぎゅっと絞った時に出てくる水が自由水で、スポンジを構成している分子と
結びついている水が結合水です。
続いて乾燥のメカニズムですが、木材が乾燥する時
最初に自由水が抜けてから結合水が抜けていきます。
自由水が完全に抜けた状態を繊維飽和点(せんいほうわてん)と言い
含水率は、約30%です。
含水率が30%くらいだと木材もかなり軽くなり乾いたように感じます。
しかし!!
含水率が30%くらいの木材で施工すると、反り・曲がりの可能性は高いです。
なぜなら、木材の変形は結合水が抜けることにより起こるので
含水率が30%くらいから、木材の変形が起こります。
逆に言うと、自由水が抜けている時は変形は起こりません。
(続きます)