おぎもくブログ

カテゴリー: 含水率

含水率とは???

含水率とは、木材に含まれる水分量で、
例えば100gの木材に100gの水が入っていると含水率100%になります。
少し専門的になりますが、木材に含まれる水分には自由水と結合水があり
自由水は細胞内腔に含まれる水分で、結合水はリグニン、セルロースに結合している水分です。
言葉にすると難しいですが、簡単に言うと、スポンジに水を含ませた状態です。
スポンジを絞ったときに出る水分が自由水でスポンジを形成している水分が結合水です。
水分は、まず自由水が無くなってから結合水が無くなります。
そして、木材の変形は、結合水が無くなる事によりおきます。
自由水が無くなるのが、含水率が約30%なので逆に言うと30%以上だと木材の変形は起こりません。。。
施工後にフローリング等が変形すると言った話を聞くことがありますが、
おそらく含水率30%前後の材を使用したのでは?

水分量(含水率)



この写真は、とある家のフローリングを上から撮ったものです。
写真では分かりずらいですが、約1cmの隙間がありました。
おそらく、含水率が30%以上の材を使用したと思われます。
なぜなら、木材の乾燥による反り、曲がりは約25%から起こるからです。
含水率を12%以下まで落とし、反った後加工すれば
このようなことはほとんど起こりませんが、含水率の高いままで加工すれば、
写真のように、いつのまにか隙間が開いてきます。

柱に含まれる水分量

今回は、1本の柱にどのくらい水分が含まれているか計算してみました。
樹種は杉でサイズは、住宅に多く使用される 3.0m×12cm×12cmとします。杉の比重が0.38なので、
体積に比重をかけて見ると・・・
含水率が100%の場合、約16.5リットルもの水分が含まれていることになります。
木材の推奨含水率である15%だと約2.5リットルなので、
その差は、約14リットル!!にもなります。
更に、これは1本に含まれる量なので、60本使用の家だと・・・
では、含水率30%くらいならどうかと言うことになりますが、その話は次回で。

杉柱

木材の水分量

木の家に住んでしばらくしてからフローリングに隙間が出来たとか
ドアが開きにくくなったというような話を聞いたことはありませんか?
これらは、木が乾燥し収縮などの変形を起こしている為です。
最近では、手軽に木材を購入出来るようになりましたが、
その中で曲がっている材もよく見かけると思います。
そのせいか、木材は曲がるものと認識されている方が多いと思います。
しかし、1度きちんと乾燥させた木材は、それ以降ほとんど
曲がり、反りを起こしません。 
残念なことに、あまり一般的に認識されていないのが現状です。
15mm きちんと乾燥するとここまで反ります。
その後加工するとほとんど反りません。