おぎもくブログ

カテゴリー: 木材の不思議

傷が付かないフローリングとは

 

フローリングの話になると、ほぼ必ず言われる言葉があります。

 

それは

 

傷が付かないフローリングが欲しい

 

 

 

 

 

 

一番傷が付きにくいフローリングは、新建材です。

新建材とは、集成材など板を張り合わせたもので無垢材ではありません。

そして、無垢材だとウレタンなどで塗装したフローリングやオークなど固い樹種

のフローリングがあります。

 

 

 

おそらく、傷の付かないフローリングと言うと、この辺りを勧められると。

 

 

 

 

 

しかし、メリットだけでなくデメリットまで説明される方は

そう多くないのでは。

 

 

 

新建材は傷が付きにくく種類も多いですが、接着剤を使用している為

調湿作用はありません。

 

 

ウレタン塗装は傷は付きにくくなりますが、調湿作用が遮断されるため

湿度が調整出来なくなり、無垢材にとっては良くない状態になります。

 

 

広葉樹などの固い樹種のフローリングは、傷が付きにくいです。

固い木が多い為、足にかかる衝撃も針葉樹に比べ大きく、また比較的高価なものが多いです。

 

 

 

 

 

一方 杉 無垢フローリングは柔らかいです。

 

 

柔らかいということは、傷も新建材や広葉樹に比べ付きやすくなります。

しかし、柔らかいということは、足にかかる衝撃も緩和します。

足にかかる衝撃は、実際に体験しないとわからないですが、大きく違います。

 

 

 

そして、無垢材ならではの木の香り調湿作用抗菌作用などがあります。

しかし目に見えないものばかりなので、実際に住んでみないと

わかりにくい面もあります。

 

 

 

このように、いろいろと特徴があります。

また傷に関しても、人によって見方が大きく違ってくるので

どれを優先するかで、フローリング選びが変わってくると思います。

 

 

 

 

 

中温乾燥にこだわる理由

 

杉床 すぎもくは、全てのグレードを中温乾燥で乾燥しています。

 

 

じっくりと乾燥させるため、時間や手間がかかりますが

こだわる理由があります。

 

 

 

ひとつは、施工後の反り・曲りを生じさせない

自然乾燥だと、どうしても乾燥にバラつきが起こり

安定した製品になりません。杉床 すぎもくは、乾燥後ももう一度

含水率のチェックをして、含水率の高いものは製品に入れません。

 

 

 

もう一つは、施工後の施主様の生活です。

森林浴と言う言葉があるように、木には心を落ち着かせる成分があります。

しかし、高温乾燥だとその成分の多くが無くなってしまい、無垢材本来の良さが出ません。

 

 

 

フローリングは、見た目ではわかりづらいですが、施工後の施主様のアンケートで

「子供が風邪をひかなくなった」

「不眠症が治った」

 

 

等の喜びの声を頂いております。

 

 

これからも、木の特性を生かした製品づくりをしていきます(^-^)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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凍結丸太

 

この時期になると、毎年恒例の凍結丸太が出てきます。

凍結丸太とは、丸太の辺材部分水分が凍っている丸太の事です。

 

 

こちらは、普通の丸太

 

 

 

 

こちらが凍結丸太

辺材部分(白い部分)が凍ってます。

 

 

凍結丸太は、製材時に鋸が真っすぐに進まない時が多いので

慎重に製材します。

 

今年は雪が多いせいか、多くの凍結丸太が出ていますね。

 

 

 

 

 

 

木材が反る理由②

木材が変形するのは、水分が抜けることにより起こる現象と前回書きました。
今回は、もう少し詳しく書いていきます。
木材の中に、どれくらいの水分が含まれているかを
含水率(がんすいりつ)で表します。
含水率とは、木材に含まれる水分の量を%で表したもので、含水率計で調べることにより
木材の乾燥状態を知ることが出来ます。

含水率計

そして、木材には2種類の水分があります。
それが、
自由水結合水です。
自由水とは、木材の中を
自由に移動できる水
結合水とは、木材を構成している
分子と結びついている水です。
文字にすると、かなりややこしく感じますねたらーっ
例えで言うと、スポンジに水を含ませた状態を想像してください。
ぎゅっと絞った時に出てくる水が自由水で、スポンジを構成している分子と
結びついている水が結合水です。

続いて乾燥のメカニズムですが、木材が乾燥する時
最初に自由水が抜けてから結合水が抜けていきます。
自由水が完全に抜けた状態を
繊維飽和点(せんいほうわてん)と言い
含水率は、
約30%です。
含水率が30%くらいだと木材もかなり軽くなり乾いたように感じます。
しかし!!
含水率が30%くらいの木材で施工すると、反り・曲がりの可能性は高いです。
なぜなら、
木材の変形は結合水が抜けることにより起こるので
含水率が30%くらいから、木材の変形が起こります。
逆に言うと、自由水が抜けている時は変形は起こりません。
(続きます)

 

木材が反る理由

無垢材を使うとき、無垢材だから反る可能性があると言われたり、木は反ると認識している人は多いと思います。
しかし
なぜ反るのかを説明できる人は、意外に少ないです。
木が反る理由は、大きく分けて2つあります。

一つは,元々の丸太がくせを持っているもの。
日本の山では、斜面に生えている木が多いので、丸太の中には大きく曲がっているものもあります。
製材しても、木の癖が残ったままなので見る見るうちに曲がってくるもののあります。
一般的に、あて材と言いますが板などの製品として出てくることは、少ないです。

もう一つが、水分が木から抜けることにより変形する。
ここからが本題ですたらーっ
木は、水分が抜けるにつれて、変形していきます。
なぜ均等に縮まないないかと言えば、木の方向により縮む比率が違うからです。

つまり、木は縮み変形するものです。
しかし、だから施工後 反ってしまっても仕方がないとあきらめるのは早すぎます。
原因が分かっているので、対策を取ることができます。
キーワードは、
含水率、自由水、結合水
(続きます)

 

驚くべき杉の効能③

前回、リグニン、セルロース、ポリフェノールが杉には含まれていると書きましたが
もうひとつ、大きな効能があります!!
それは、
木の香りです。
森林浴と言う言葉があるように、森林を歩くだけでも気分が落ち着くことがあると思います。
それは、木からは芳香物質が揮発されていて 
フィトンチッドと呼ばれる成分です。
その中で、興味深い記事がありました。
(日刊木材新聞 2012年10月30日より)


それは、「木の素晴らしい効能も120度の高温乾燥にすると揮発成分が飛んでしまう
高温乾燥材は、木の香りもほとんどせず、色もぼやけたような不自然な色になっているので
毎日木材に触れている者からすれば、木のような不自然なものに見えます。

(株)おぎもくは、木材を傷めない中温乾燥を採用しています。
高温乾燥が一気に温度を上げて乾燥するのに対して、中温乾燥はじっくりと時間をかけて乾燥します。
その為、高温乾燥に比べ乾燥時間がかかりますが、木の香りの残る 反り、曲りの極めて少ない
製品が出来ます
楽しい
 

驚くべき杉の効能②

前回、杉は NOxとNO₂を除去する能力が高いと書きました。
(平成15年11月1日 日刊木材新聞より)

今回は、なぜ杉は NOxやNO₂を除去するのか?です。
新聞には、ある物質により除去されることが分かったと書いてあります。

その物質は、リグニンセルロースポリフェノールの3物質です!!
NO₂は、主として湿った
リグニンへの吸収により浄化される。
NO₂が、
セルロースを触媒として水と亜硝酸を生成・浄化したと考えられる。
ポリフェノールが、NO₂をNOに還元させて除去する。
と、少しややこしくなりましたが、
杉が本来持っている効能
NO₂の浄化を行っているということです。

この機能の発見の契機になったのが、正倉院の宝物が損傷なく保存されていること
に着目したからですが、
1000年以上も保存されてきたことを考えると
木材の効能は、すごいと思います。

 

杉の驚くべき効能①

意外と知られていないことですが、には、環境汚染や健康被害の原因として
問題とされている
2酸化窒素(NO₂)を分解する機能があります。(平成15年11月1日 日刊木材新聞の記事より)

NO₂は、自動車排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOⅹ)の主要な成分で
酸性雨や光化学スモッグに影響があり、NO₂は、呼吸器疾患の原因にもなっています。
以前、石原元都知事が煤の入ったペットボトルを振り回して
「こんなものが都内で1日12万本も出ています」と会見していたので、覚えている方もいるのでは。

その中で杉は、NO₂を分解する機能が圧倒的に高いことがわかりました。
その数値は、NOx 除去率 
91.2%
      NO₂ 除去率 96.5%
桧は、   NOx 除去率 23.4%
      NO2 除去率 27.4%    
なので、いかに杉の除去率が優れているかわかると思います。

つまり、杉をふんだんに取り入れた家では、電気代などの費用が一切かからず
部屋の空気を綺麗にする効果があるということです楽しい楽しい
 

凍結材の季節です

木材市場に、凍結材が出始めました。
凍結材とは、丸太に含まれる水分が凍る現象です。
比べてみると。。。
こちらは、普通の丸太。


こちらが凍結材です。

凍結材は、辺材(白い部分)が凍結しています。
丸太が凍っていると、鋸がまっすぐに進まず 製材に支障が出るのでやっかいです。

 

丸太減の時期

 
梅雨に入り 伐採が減るのと丸太に虫が入ることにより
木材市場の出荷量も減ってきます。

丸太の皮も多く取れています。

丸太の質が落ちる時期なので、価格も下がると思いきや
出荷量も減っているので、価格は上がることが多いです。

実際、今日の木材市場では、競り単価が上昇しました。

更に丸太の見極めが大事な時期です。。

現在、杉床 すぎもく用の丸太を多く競り落としています。
すぎもくシリーズが大好評につき、増産中です