おぎもくブログ

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匠の技

来週の上棟に向け、材料の刻みも大詰めです。

最近では、プレカットと言われる機械で刻む事が多くなりましたが、
職人による手刻みも味わいがあり、これぞ匠の技ですね。

 木づくりされた柱です。
 構造材。すべて手刻みです。
今週末の19、20日に丹波年輪の里で、木木(もくもく)市があります。
丹波市内の製材所による木製品、端材の即売会で、
お得な商品もたくさん出てますので、ぜひお立ち寄りください(^0^)

潜水艦??

G.Wを利用して広島県の呉市まで行って来ました。
街中に入ると大きな潜水艦が!!
数年前まで実際に動いていたそうです。

 かなり大きいです。
大和ミュージアムも行ってきましたが、日本の技術の高さに驚きました。
普段は、山の中?にいるので、新鮮な休日でした(^^)

揃いました!!

5月上棟予定の梁が揃いました。
約15本使用するので、大迫力です。

 3.2mから7.2mまで並んでいます
これらの梁は大工さんにより木づくりされます 墨を付けているところです
これは、米松の地棟です。
 27cmx27cmで8mあります
これも米松の桁です。長さはなんと12m!!
 もちろん、無垢乾燥材です。

5月に上棟予定の梁丸太を木材市場で購入しました。
梁は、柱と柱をつなぐ横木です。
最近では、工法の変化により地松の梁を使用する家が減りましたが、
木の曲がりを利用して使う家の奥深さを感じます(^O^)
 地松丸太 なんと7.2mあります!!
 製材機で製材します 
 製材後、木の皮を剥きます
少し曲がっているのがわかりますか?
この曲がりを利用します。

この後、大工さんの手で木づくりされていきます。

木の香り

木材には、独特のいい香りがします。
香りの成分は精油であり、これには消臭作用、防ダニ作用、
殺虫作用、防カビ・抗菌作用があります。
森林浴と言う言葉があるように、人は無意識に木の成分を感じとっています。
この時期桜も満開になり、春がやってきてます。
木のすばらしさを感じる瞬間ですね(^O^)

木材の水分量

木の家に住んでしばらくしてからフローリングに隙間が出来たとか
ドアが開きにくくなったというような話を聞いたことはありませんか?
これらは、木が乾燥し収縮などの変形を起こしている為です。
最近では、手軽に木材を購入出来るようになりましたが、
その中で曲がっている材もよく見かけると思います。
そのせいか、木材は曲がるものと認識されている方が多いと思います。
しかし、1度きちんと乾燥させた木材は、それ以降ほとんど
曲がり、反りを起こしません。 
残念なことに、あまり一般的に認識されていないのが現状です。
15mm きちんと乾燥するとここまで反ります。
その後加工するとほとんど反りません。

無垢(むく)材

前回、極力VOCを含まない材料の使用が本当の健康な家と書きました。
その方法のひとつに無垢(むく)材の使用があります。
無垢材とは、自然素材で接着剤を使用していないので、木材の特徴である
香りや肌触り等 心を落ち着ける作用があります。
最近では、集成材の家が増えてきていますが、それはなぜか?
無垢材は自然素材の為、正しく乾燥しないと、施工後に変形を起こし、
床鳴りや扉の開閉の不都合などを引き起こし
クレームとなる為、工業製品化した集成材、新建材の使用が増加したというのがあります。
では、無垢材では、住みやすい家は出来ないのかと言えば
決してそのようなことはありません!!
無垢材は、正しく乾燥すれば全く問題なく使用できます。
床鳴り等引き起こす原因は、乾燥の甘い材料の使用が原因です!!

集成材について

今回は、集成材についてもう少し詳しく述べます。
前回述べたように、大手のハウスメーカーは、ほぼ使用しています。
なぜなら集成材は、品質が均一のため大量生産がしやすいと言うメリットの為です。
私達材料屋が気になるのは、貼り付けに使われる接着剤です。
集成材に限らず新建材、クロスなどにも接着剤が使用されています。
接着剤で怖いのは、VOC(揮発性有機化合物)の放散です。
VOCとは、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン等の科学物質で
吸い込むと、頭痛、めまい、吐き気などを引き起こす事があります。
個人差はありますが、特に小さい子供やお年寄りが影響を受けやすいです。
ハウスメーカーにこの事を聞くとF☆☆☆☆(注)の基準を満たしているので
大丈夫と返事が返ってくると思います。
しかしこの基準はホルムアルデヒドについてのみで、トルエン、キシレン等は
現在規制されていません。
建築基準法では、24時間強制換気設備が義務付けられていますが、本当の理由は、VOCの濃度を少しでも下げるためでは?
現在、新築時にVOCを計測する義務はありません。
本当に健康な住まいとは、極力VOCを含まない材料で家を建てることです。

(注)ホルムアルデヒドの発散速度により 
   F☆☆☆☆(フォースター) 
   F☆☆☆(スリースター) F☆☆(ツースター)の3段階に定められ、
   F☆☆☆☆は制限なし、F☆☆☆とF☆☆は仕様面積の制限あり。

無垢(むく)材と集成材

木材製品には、無垢材集成材に大きく分かれます。
無垢材は、1枚ものの材料です。
一方、集成材は、ラミナと呼ばれる板を接着剤で張り合わせたものです。
柱や構造材に使われ、ほとんどの大手ハウスメーカーが集成材を使用しています。
無垢材(1枚ものです) 無垢材(1枚もの)
集成材(張り合わせです) 集成材(張り合わせ)
無垢材は、木が本来持つ調湿作用、心を落ち着かせる作用などがあります。
反面、乾燥していないものは、反り、曲がりが生じることがあります。
集成材は、使用できるサイズが非常に広く、巨大ドームなどにも
用いられます。
しかし接着剤の使用により、シックハウス症候群の原因のひとつとも言われていました。
現在では、建築基準法によりクロルピリホスを含んだ建材の使用禁止。
ホルムアルデヒドを含んだ建材の使用面積の制限ができましたが、
まだまだ最低ラインに思えます。

家は、”買うもの?” ”建てるもの?”

施主の方にとって、家は買うもの・建てるもの
と大きく二つに分かれるのではないでしょうか?
買うものと考えられる方は、カタログで調べたり、展示場で現物を確認したりすると思います。 これは車を買う感覚に似ているのでは?
一方、建てるものと考えられる方は、材料等に、よりこだわりをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
逆に、住宅を売るものと考えた場合、クレームを避けるため、
同品質で安定供給される工業製品が中心となります。
その為大量に家を売るメーカーは、構造材に集成材、内装材に新建材・クロスの使用を基本としています。
材料屋として気になるのが、集成材・クロス等に使用される接着剤です。
次回は、もう少し接着剤について書こうと思います。