おぎもくのこだわり 4つのポイント
適正含水率
含水率とは、木材に含まれる水分量を%で示したものです。
住宅に使用される木材の含水率は使用箇所にもよりますが、20%以下が望まれます。
特に内装材に関しては、12%以下まで一度含水率を落とすことが望まれます。
正しく乾燥した木材は乾燥後、反り、曲がりがほとんど生じません。
フローリング等の隙間、床鳴りなどの原因は、ほとんどが乾燥の甘い材料の使用によるものです。
おぎもくは、すべて適正含水率まで乾燥します。
中温蒸気乾燥
人工乾燥機により、もっとも自然乾燥に近い中温で乾燥しています。
そのため、乾燥時間はかかりますが、木材を痛めず丈夫な製品ができあがります。
加工精度
乾燥により曲がった材を、プレナーで加工します。
誤差は1ミリ以下なので職人の腕の見せ所です。
JAS認定工場
木材の価値を明確にするJAS(日本農林規格)認定工場を取得しています。
信頼できる住宅や木材製品には、信頼できる品質や性能を表示したJAS製品を使うのが常識です。
公共事業・住宅金融公庫融資住宅には、JASマーク付の製材品が推奨されています。
おぎもく製品ができるまで(構造材)
原木の仕入れ
最初に原材料となる丸太を木材市場まで仕入れに行きます。
いくつかの山に丸太が分けられています。
同じ樹種の丸太でも、いろいろな特徴があります。
せりにより購入するので、丸太の質、状態、曲がり等をあらかじめ確認します。
せりが始まりました!!
1番高く値を出した人に落札されるので、真剣そのものです。
製材と乾燥
購入した丸太を製材します。
1本1本特徴があるため、木のクセなどを見極めてもっとも有効な部材を取っていきます。
製材した材料を人工木材乾燥機で乾燥します。
最も自然乾燥に近い中温乾燥で乾燥するため、
2~3週間時間をかけて、じっくりと乾燥します。
高温で乾燥すると時間は短くてすみますが、木が本来持っている成分まで抜けてしまう恐れがあるのでおぎもくでは中温のみで乾燥しています。
乾燥が終わると倉庫内で養生します。
養生することにより木材が落ち着き
丈夫な材料になります。
乾燥直後の構造材です。
適正含水率まで乾燥すると、このように大きく反る場合があります。そのため使用寸法より一回り大きく製材しています。
養生後の材料を含水率計でチェックします。
構造材に関しては20%以下が望ましいです。
それ以上の含水率だと反り、曲がりが起こる可能性が高いので含水率の高い材料は再乾燥します。
含水率計 写真は14%
仕上げ
次にプレナーという機械で乾燥により生じたねじれ、反り、曲がりを削って仕上げをして木づくりをします。
プレナーでの作業中です。
削るのは機械ですがクセや曲がり等を判断して削る量を決めるのは人間なので、1本1本微調整をしていきます。
プレナーで仕上げることにより、見かけも綺麗になりますが木づくりをすることにより、精度が格段に上がり長持ちする家の材料になります。
木材のことなら何でもご相談ください。
また工場見学についてもお気軽にお問い合わせください。