すぎもく -無垢の杉床フローリング-

すぎもく

無垢の杉床フローリング すぎもく

すぎもく弊社は、製材・乾燥から加工まで自社で行い、高品質な木材製品の供給を目指し手間や時間をかけ丁寧に製造しております。

ぜひおぎもくの床材すぎもくをご使用になり安心快適な暮らしを実現して下さい。

床材(フローリング)の種類と主な特徴について

床材には、木から削り出した無垢(むく)材フローリングと新建材のフローリングがあります。

新建材フローリングについて

ほとんどが合板の表面に0.2~0.5mm程の無垢の薄い板や木目を印刷したシートを貼り付け、傷が付かないよう表面に塗装処理をした製品です。
おそらく大手ハウスメーカーでは9割強がこの種の製品を使用しています。
特徴としては以下のようなものになります。

すぎもくのメリットすぎもくのデメリット

主原料は木材なのですが、薄い板を何層にもして貼合わせてあるため内部に接着剤が多く使われています。
当然、有害な成分が床から長期にわたって放出されます。

そこで、建材の室内環境の安全規制としてF☆☆☆☆(フォースター)という規格がありますが、これはホルムアルデヒドのみの規制でその他の有毒物質の規制はしていません。(国交省)

上記の有害成分の放出は、高気密高断熱住宅の24時間換気が必要とされる要因のひとつとなっています。
そして、傷や汚れ対策の樹脂系塗装の表面処理により木特有の暖かさは失われてしまいます。
この塗装処理と貼合わせの接着剤のため、木材特有の調湿作用も失わせてしまいます。

無垢材フローリングについて

無垢材フローリングについて
無垢フローリングには大きく分けて広葉樹系と針葉樹系があります。
広葉樹系(ナラ・カバ 等)のフローリングは硬い木質が特徴として挙げられます。
これは欧米における「室内でも靴をはいたまま」という生活様式のため固い床が求められるからです。
一方、針葉樹系のフローリングは柔らかいものが多いです。

実際、弊社の杉床すぎもくを施工された施主様にも好評で、
「部屋が快適になった」
「冬でも素足のままで過ごせる」

などの感想を頂いております。

ただこれらの無垢材フローリングも防汚防傷のために、ウレタン等の樹脂系塗装をしてしまうと新建材フロアのように冷たさを感じたり、調湿機能が著しく低下します。

杉床すぎもくの健康・快適効果を最大限に発揮させるため、無塗装でご使用になるか、塗装される場合は自然塗料をオススメしています。

杉の快適性能について

杉の写真「杉」から連想されるものは?の問にほとんどの方が「花粉」と答えられるでしょう。
あまりよいイメージではありません。スギ花粉が春の花粉症の原因となっていることは事実です。

では素材としての杉はどのような長所・短所があるのでしょうか?
「フローリングについて」で触れたとおり、杉は柔らかいので床材として使用した場合、どうしても傷がつきます。
また杉だけではありませんが、無塗装の場合、シミ等の汚れもつきやすくなります。

しかし杉材を内装に使用した場合以下の様な長所も期待できます。

杉の性能

つまり杉の内装材は天然素材でありながら室内環境を安全・快適にしてくれる機能を持ちます。
また使用される杉材も厚い方がよりこれらの効果を期待出来るのです。

これらの効果は、高温乾燥やウレタンなどの樹脂塗装で損なわれてしまいます

杉の本来の良さを引き出すこだわりの中温乾燥

木材の乾燥について -高温乾燥・中温乾燥-

木は乾燥する過程で「くるい」や「割れ」が発生します、これは木の繊維方向によって収縮の割合が異なるためです。
その影響を避けるため昔は、長期間、自然乾燥させてから加工しました、つまり木を十分乾燥させ安定させることが重要なのです。

しかし、現代では、何年もかけて自然乾燥させた木材を使うことは、納期・コスト等の問題から難しく、人工的に木材を乾燥させて使用するようになりました。

時間短縮のため木材を高温(100℃以上)で乾燥させると内部割れ(内部き裂を起こすため、ほぞの強度に影響。乾燥による表面割れは強度低下を起こさない)や成分変化(植物細胞の成分であるリグニンやセルロースの変質。リグニンは細胞同士を接着する働きがある。その変質はもろさとなって現れ、セルロースは骨組みの役割があり、変質は耐久性の低下を招く。)等の弊害が起き、木材本来の色や香りも変化させてしまいます。

これは木材中の水分が細胞内部で沸騰し高温高圧の状態になるので当然の結果であり、最近は、高温乾燥による材質劣化の問題も各方面より提起されています。

つまり高温で乾燥させた木材は「木」から「木のようなもの」に変わってしまっているのです。

木のようなもの

そこで乾燥期間やコストは高温のそれよりかかりますが、「木」が持つ本来の性能、性質に影響の少ない
中温(80℃以下)乾燥が望ましいと思われます。また内装材として使用するには、より乾燥させ安定させなければなりません。

おぎもくの杉床材すぎもくは、高温で一気に乾燥させるのではなく時間をかけ、ゆっくりと充分(含水率10%以下)に乾燥~養生させます。
こうして、施工後の「動き」「狂い」を極限まで少なくし、杉の持つ色や香り、本来の機能(安心・安全・快適)をそのままに、木材を提供いたします。

杉の良さを活かしたすぎもくであなたも快適生活を

杉の良さ

杉の床材や内装材が室内環境の改善に役立つことが、お分かりいただいたと思います。
ここでもう一度要点について整理してみます。

・杉の床材は、傷つきやすい、汚れやすい等の短所はあるが、室内環境を安全・快適に改善。
・厚みは厚いほうが効果を期待出来る。
・杉は高温乾燥されていないこと。(快適・健康効果が激減)
・十分に乾燥されていること。また十分に養生されていること。(乾燥が甘いと施工後に隙が発生)
・ウレタンなどの表面に膜を作る塗装がされていないこと。塗装する場合は自然塗料を使用。

おぎもく の杉床すぎもくシリーズは杉の健康・快適性能が最大限に発揮されるよう、時間をかけて 中温乾燥~養生 を行い、熟練の職人が高精度の加工で提供し、多くの施主様より満足の声を頂いております。

すぎもく30mm すぎもく39mm

ぜひ、あなたも快適・健康生活のために床をすぎもくに張替えて下さい。

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