製材した、杉床 すぎもくを木材人工乾燥機に入れます。
等級の選別も重要ですが、乾燥方法もかなり重要です。
乾燥の方法によっては、施工後の製品に大きな影響が出ます。
施工後、数か月で反りや隙間が生じてきた場合は、ほとんどが含水率の甘いフローリングを使用したことが原因です。
乾燥方法の違いを簡単に説明すると。
自然乾燥
言葉通り桟積みした状態で、自然に乾燥する方法です。
ゆっくりと乾燥するので、木が本来持っている成分は残りますが、季節により乾燥状態が大きく変わり
同じサイズの製品でも乾燥するものもあればしないものもあるなど、乾燥にばらつきが生じます。
含水率に差が出ると、施工後 数か月で反り等出ることがあります。
高温乾燥
人工乾燥機で、一気に100℃以上まで高温に上げて乾燥する方法です。
乾燥時間は最も短くて済みますが、変色が生じたり木が持っている成分が抜け落ちやすくなります。
中温乾燥
人工乾燥機で、70℃以下でじっくりと乾燥する方法です。
高温乾燥に比べ、乾燥時間はかかりますが、木材を傷めないため 木が本来持っている成分が多く残ります。
杉床 すぎもくは、中温乾燥を採用しています。
含水率の管理をしっかりとして、施工後の反り等を極力なくし
何より住む人の健康を考えての製品づくりをしています。
杉の本来持っている成分の効能は、こちらに書いてあります。
驚くべき杉の効能①
驚くべき杉の効能②
驚くべき杉の効能③

コメントを残す