無垢フローリングの価格差について、前回は選別内容でした。
そして、もうひとつの大きな理由は、乾燥工程です。
木材は自然素材なので、製材時に多量の水分を含んでいます。
この水分量を含水率と言って、木材に含まれる水分の量を%で表します。
そして、水分が木材から抜ける時に木材の変形が起こります。
ここで難しいのは、製品を見ただけでは、含水率はわかりません!!
木材は、含水率30%くらいから収縮が起こり始めますが
含水率が30%でも、触るとかなり乾燥しているように感じます。
つまり、このフローリングは乾いていると言われても含水率の%が分からないと
施工後の反り・曲りが生じる可能性があります。
その為、価格の安いものの中には、含水率が高いものが入っている場合もあります。
施工後の反り・曲り等を防ぐには、乾燥機で1度含水率を12%以下まで落とし
乾燥後の養生を1か月以上取る必要があります。
杉は個体差が大きいので すべての材料の含水率をきちんと管理しないと
施工後の反り・曲がりが生じる原因になります。
結果として、杉 無垢フローリングの価格差は、品質の選別と含水率の%によって差が出てきます。
では、どのようにして選べばいいか?
この話は、次回に。
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