前回、杉は NOxとNO₂を除去する能力が高いと書きました。
(平成15年11月1日 日刊木材新聞より)
今回は、なぜ杉は NOxやNO₂を除去するのか?です。
新聞には、ある物質により除去されることが分かったと書いてあります。
その物質は、リグニン、セルロース、ポリフェノールの3物質です!!
NO₂は、主として湿ったリグニンへの吸収により浄化される。
NO₂が、セルロースを触媒として水と亜硝酸を生成・浄化したと考えられる。
ポリフェノールが、NO₂をNOに還元させて除去する。
と、少しややこしくなりましたが、杉が本来持っている効能が
NO₂の浄化を行っているということです。
この機能の発見の契機になったのが、正倉院の宝物が損傷なく保存されていること
に着目したからですが、1000年以上も保存されてきたことを考えると
木材の効能は、すごいと思います。
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