おぎもくブログ

月: 2011年4月

床 リフォーム中②

 
前回、根太を取り払ったので、高さ調整の為 桧SD(乾燥仕上げ)を敷きます。
これで、高さが揃いました!!

そして、杉 39mm厚 無垢フローリング
(1番上は、桧SD材)


これから、施工!!ですが・・・
都合により、ウィーク明けになりそうです。

現在、半分ほどの状態です
しかし、毎日部屋に入るので分かりますが、木の香りがものすごく心地良いです
中温乾燥なので、木材本来の成分が残るからですが
落ち着いた気分になります

床 リフォーム中

 
自宅の居間をリフォーム中です。
フローリングの上に絨毯を敷いていました。
ちなみに築40年です

リフォーム前の床。
厚み15mmカラ松です。
意外としっかりしていました。

剥がしていきます。

剥がして分かったのですが、梁みたいなぶっとい大引きが入ってました。


39mm厚無垢フローリングなので、根太レスで大丈夫なので
根太も取ります。

取り外し、終了。
根太レス仕様にするので、この後、大引きの上に高さ調整の桧SD材(乾燥仕上げ材)をいれます。

盤台 入れ替え中

 
丸太を投入する盤台の入れ替え作業中です。


土台に米松を敷いています。
製材所なので、もちろん 自社製材です

土台も写真では、小さく見えますが
下の土台で25cm×25cm
上の土台は、35cm×35cmあります。

ちなみに、35cm×35cmを製材するには、丸太の直径50cmのサイズが必要です。

フローリングの傷

 
フローリングを選ぶ時、「傷が付きにくいものか 傷が付きやすいものか どちらにしますか」と
聞かれれば、おそらくほとんどの方が傷が付かないものと言われると思います。

たしかに傷が付きにくいほうが いいように感じますすが
これだけでは、説明が足りないと思います。

傷が付きにくいものは、新建材や無垢材でも樹脂で固めたものが、ほとんどです。
傷が付きやすい=無垢材のイメージがあり、クレームを避けるため、無垢材を勧める
工務店さんは、多くはないです。
ましてや、ハウスメーカーでは、皆無では。。

そこで、無垢フローリングについて検証しました。
今回は杉 無垢フローリングです。

まず、弊社の事務所で使用している 杉 無垢39mm厚フローリングです。
約8年前に施工し、土足で使用し、台風23号で床上浸水まで経験しているので
かなりハードな使用状況です。



普段、椅子で前後に動いているので、一番傷が付いている場所です。


当然、素足で使用する部屋では、傷はかなり少ないです。
そして、無垢材では、補修ができます。

床上浸水の影響で、まだ少し汚れていますが、サンダーで削ると新品同様に戻ります

そして、私の家もリフォームで 杉 39mm厚無垢フローリングを施工することに
しました。

理由は、こやつです

杉材にする理由は、多くありますが、そのうちの一つが、杉材は柔らかいので
衝撃を吸収する点です。

杉 無垢材

 
は、製材業にとっては、実は、少々厄介と言うか不思議な木です。
一番の理由は、個体差が桧や米松に比べ かなり大きい為です。

例えば、どちらも杉ですが
こちらは、柔らかい色あいですが。

こちらは、真っ黒です。

製材してみると。


このように、一目瞭然です。
また、黒色は、とにかく乾きません
乾燥時間も倍以上かかります。

元々、杉は乾燥時間が桧や米松に比べなり長いので、乾燥コストもかかります。

と、ここまでだと、良くないイメージですが

しかし、屋久杉のように何千年も生きている木もあり、不思議な魅力があります。
また、フローリングなどに使用すると、時が経つにつれ だんだんと色合いが
なじんで
きて、何とも言えない色合いになります。

つまり、製材時の丸太の選別適材適所な部材に製材する技術重要になってきます。
すべてを同じに製材すると、真っ黒な製品や含水率が高い製品など品質がバラバラ
ものになります。
また、残念なことに そのような製品が出回ってることもあります。

その為、大工さんでも 杉=あまり良くない イメージを持たれてる方がいます。
しかし、きちんと製材・乾燥・養生・加工すれば素晴らしい製品になります。

また、前回書いたように、体に良いことが、科学的にも証明されています。
次は、その辺りを書きます。

製材機械 取り外しました。

 
製材機械の取り外しをしています。

大型レッカー車で吊りあげます。


取り外し後。
この後、レールを敷き直して、新しい機械をレッカー車で搬入します。

一方、隣の製材機械では  無垢フローリングを生産しています。


無垢材 その中でもには、優れた性能や効能があることがわかっています。
それも、かなり科学的に証明されています。

このあたりを、近々書いていく予定です。

機械を入れ替えます。

 
長年 使用してきた台車の入れ替えをすることになりました。

最近になり、故障などのトラブルが増えてきた為ですが
調べてみると、約30年間使用しています。



こちらも入れ替えます。

入社時からある機械なので、さみしい感じもありますね。

製材の方は、もう1台の台車でしていますので、問題ないです
現在、杉 無垢フローリングを製材中!!

手刻み

 
福知山市舟越工務店様が、杉 構造材の手刻みをされています。



今では、プレカットでの機械による加工がほとんどですが、手刻みでは、大工さんが
1本1本 木を見ながら刻まれます。

材料の構造材は、もちろん無垢中温乾燥材です。

最近では、やっぱり高温乾燥材とは、全く違うなと言われることが多くなりました
中温乾燥指定の問い合わせが増えてきています。

(株)おぎもくでは、構造材・内装材は すべて中温乾燥材す。

通し柱

 
桧の通し柱を製材しています。

通し柱は、長さが6mあるので、曲がった丸太だと柱に丸みが付きます。
その為、木材市場では、かなり注意してチェックします。
6mのまっすぐな丸太が少なく集めるのも一苦労でした。


虫が入ってないかなどもチェックしてますが、製材時は、やっぱりドキドキしますね

芯挽きをいれて、この後、乾燥機に入れます。