おぎもくブログ

月: 2015年4月

乾燥機に入れます

杉の構造材の製材が終了し、乾燥機に入れます。

乾燥機の長さは、10mです。
中温乾燥で2週間以上かけて、じっくりと乾燥します。

高温乾燥に比べ時間はかかりますが、木が本来持っている香りや成分を損なうことのない
製品が出来上がります
楽しい
 

明日、明後日 見学会です!!

4月18日、19日に 株式会社 中井工務店様の
新築住宅完成見学会が丹波市山南町で開催されます。


構造材は、杉で 床も杉無垢フローリングを使用されています。
もちろん、全て
木材に優しい中温乾燥木材です。
予約制ではありませんので、お気軽にお越しください。
そして、中温乾燥ならではの 木材の香りを楽しんでください
楽しい
 

驚くべき杉の効能③

前回、リグニン、セルロース、ポリフェノールが杉には含まれていると書きましたが
もうひとつ、大きな効能があります!!
それは、
木の香りです。
森林浴と言う言葉があるように、森林を歩くだけでも気分が落ち着くことがあると思います。
それは、木からは芳香物質が揮発されていて 
フィトンチッドと呼ばれる成分です。
その中で、興味深い記事がありました。
(日刊木材新聞 2012年10月30日より)


それは、「木の素晴らしい効能も120度の高温乾燥にすると揮発成分が飛んでしまう
高温乾燥材は、木の香りもほとんどせず、色もぼやけたような不自然な色になっているので
毎日木材に触れている者からすれば、木のような不自然なものに見えます。

(株)おぎもくは、木材を傷めない中温乾燥を採用しています。
高温乾燥が一気に温度を上げて乾燥するのに対して、中温乾燥はじっくりと時間をかけて乾燥します。
その為、高温乾燥に比べ乾燥時間がかかりますが、木の香りの残る 反り、曲りの極めて少ない
製品が出来ます
楽しい
 

驚くべき杉の効能②

前回、杉は NOxとNO₂を除去する能力が高いと書きました。
(平成15年11月1日 日刊木材新聞より)

今回は、なぜ杉は NOxやNO₂を除去するのか?です。
新聞には、ある物質により除去されることが分かったと書いてあります。

その物質は、リグニンセルロースポリフェノールの3物質です!!
NO₂は、主として湿った
リグニンへの吸収により浄化される。
NO₂が、
セルロースを触媒として水と亜硝酸を生成・浄化したと考えられる。
ポリフェノールが、NO₂をNOに還元させて除去する。
と、少しややこしくなりましたが、
杉が本来持っている効能
NO₂の浄化を行っているということです。

この機能の発見の契機になったのが、正倉院の宝物が損傷なく保存されていること
に着目したからですが、
1000年以上も保存されてきたことを考えると
木材の効能は、すごいと思います。

 

杉の驚くべき効能①

意外と知られていないことですが、には、環境汚染や健康被害の原因として
問題とされている
2酸化窒素(NO₂)を分解する機能があります。(平成15年11月1日 日刊木材新聞の記事より)

NO₂は、自動車排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOⅹ)の主要な成分で
酸性雨や光化学スモッグに影響があり、NO₂は、呼吸器疾患の原因にもなっています。
以前、石原元都知事が煤の入ったペットボトルを振り回して
「こんなものが都内で1日12万本も出ています」と会見していたので、覚えている方もいるのでは。

その中で杉は、NO₂を分解する機能が圧倒的に高いことがわかりました。
その数値は、NOx 除去率 
91.2%
      NO₂ 除去率 96.5%
桧は、   NOx 除去率 23.4%
      NO2 除去率 27.4%    
なので、いかに杉の除去率が優れているかわかると思います。

つまり、杉をふんだんに取り入れた家では、電気代などの費用が一切かからず
部屋の空気を綺麗にする効果があるということです楽しい楽しい