おぎもくブログ

月: 2016年2月

杉 無垢フローリング経年変化

(株)おぎもく内の和久湧久工房(わくわくこうぼう)で、杉床 すぎもくを展示しています。

施工したのが平成22年1月なので、約6年経過しています。

上小グレード

Fグレード(節有化粧材)

色合いが良い感じに馴染んでいます楽しい
そして、実(さね)の隙間がほとんど開いていません。
見る人が見ればわかりるのですが、展示用なので壁に当てず、
フリーの状態で施工しています。
つまり、普通の施工より反りやすい状態になっています。
実が開かないのには、理由があります。
これは、
木材と乾燥のメカニズムが関係してくるので、説明が少しややこしくなってきますが
次回より、少しずつ書いていきます。

 

無垢フローリングの見分け方

無垢フローリングの見分け方はいろいろありますが
製造のプロは、まずここを見ます。
こちらは
施工後、約4年が経過した杉床 すぎもくです。
(厚み39mm、等級 小節グレード)


ポイントは、実(さね)です。
実とは、フローリングとフローリングの幅のつなぎ合わせた部分です。


ここに隙間があるかないかで、乾燥状態がある程度わかります。
ここで重要になるのが、
施工後どれくらいの期間が経過しているか
もしも、隙間が開いていた場合
どれくらいの隙間があるかです。
目安の期間施工後 約半年
その時に、
隙間が1mm以上あれば、乾燥不十分の可能性があります。
詳しくは、次回以降に書いていきます。

 

このような製材もしています

くの字の形をしています。

普通の帯鋸台車では、途中で木材を曲げて製材することが出来ないので
2方向から、慎重に製材します。

ミリ単位の調整を繰り返して、ロスを出すことなく無事製材できました楽しい
 

構造材 製材

杉の構造材を製材しています。


 
​今回は、幅が300mmのものが多く、迫力があります!!
 
 
こちらは、幅が360mm!!

 
製材後、人工乾燥器に入れます。