丸太は競り方式で競り落としますが、製材してみると様々な表情が出てきます。
こちらは 杉床すぎもくFグレード(赤身節有り化粧材)用の杉の板です。
全ての丸太がこのように綺麗だと良いのですが・・・
この板は色が真っ黒になっています。
このように杉は赤身部分が黒いものも多く、フローリングには適さないですね。
特に寒い地域で黒色が多いような気がします。
こちらは葉節(はぶし)と呼んでいます。
一見分かりにくいですが、黒いゴマのような点が多く存在しています。
これは苗木の時に出た幼い枝の名残りですが、板の全面にあると綺麗には見えないですね。
これは死節(しにぶし)と言って乾燥してくると節が抜けて穴が開いてしまうので補修が必要です。
これらはまだほんの一部で、あて材や虫害・シミ・くさり・芯入りなど多くの表情があります。
逆に言えば、多少の欠点をごまかそうとすれば出来てしまうので
同じ杉無垢フローリングでも等級や価格に差が出ます。
そしてこれで終わりではなく、製品に最も重要なひとつに乾燥方法があります。
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