所用で台湾に行ってきました。
海外に行く事はめったにないので、新鮮な体験でした。
その中での1つが「台北101」。
現在世界一の高層ビルで高さが508m!! 圧巻
もう1つがこちらです。
どこかで見た事のある風景かと思えば、映画「千と千尋の神隠し」
のモデルとなった町並みです。
懐かしいようなレトロな町並みでした

月: 2008年9月
乾燥材へのこだわり④
木材の乾燥方法で1番いいのは、自然に乾かす天然乾燥です。
天然乾燥だと木材も穏やかに乾燥し、昔から使われている乾燥方法です。
弱点としては、乾燥時間が非常にかかり、含水率も安定しない場合があります。
最近の主流は、温度を100℃以上まで上げる高温乾燥です。
乾燥期間も短くコストも抑えられます。
ただ、木材に本来含まれている成分も抜けてしまう恐れもあります。
そこで、おぎもくでは温度を最大70℃以下で乾燥する中温乾燥を採用しています。
自然乾燥に近い中温で乾燥する事により、
木材本来の特性を残したまま乾燥できます。
高温乾燥に比べ、乾燥時間がかかりますが仕上がりは全く違います。
少しコストアップになりますが、木材にも人にも本当に優しい中温乾燥を
おぎもくは、おススメします
乾燥材へのこだわり③
乾燥木材の重要性が大きく言われはじめたのは、
実はここ10年くらいです。
以前は未乾燥材や自然乾燥材が主流でした。それはなぜか?
それは、家を建てる期間に関係しています。
昔は、建てるのに1年くらい時間をかけ木材が反ってきたら
大工さんがその都度直し、木材も自然乾燥で乾いていました。
しかし最近では、工期の短縮により自然乾燥で乾かす時間も
少なくなりました。
また、人工木材乾燥機の発達もあります。
人工木材乾燥機
ただ、以前も書いたように、木材は生き物です。
乾燥方法によっては、木材の良さもなくなります。
詳しくは、次回で
乾燥材へのこだわり②
今回は、なぜ木材の乾燥が重要なのかを書きます。
家の材料には、他に鉄骨、鉄筋コンクリートなどがありますが
1番大きな違いは、木材は生き物ということです。
生き物なので、人間と同じように1本1本クセや特徴があります。
2本と同じ物は、ありません。
このクセは、木材が乾燥するに従い出てきます。
木材の乾燥によるクセは、製材後、数ヶ月経ってから出てくることが多いので
厄介です。
乾燥材へのこだわり
おぎもくは、乾燥木材にこだわっています。
製材する立場からすれば、未乾燥材や半乾燥材は
乾燥の手間・コストも少なく、乾燥による反りなどのロスもない為安く販売出来るので、製材は、大変楽です。
しかし、年月が経つにつれ、木材の反り・曲がりやシロアリ等の発生率も高くなり
住みにくい家になる可能性があります。
では、なぜ乾燥木材がいいのか?
書き出せば、きりが無いので次回から少しずつ紹介したいと思います
選別済み製品
おぎもくでは、製材・乾燥・加工を一貫して行っています。
製造の工程で、未乾燥材や不良品が出てきますが、
未乾燥材は再乾燥へ。不良品は使用できる製品に再利用など
すべての製品を選別しています。
その為、10本あれば10本とも使える材料になっています。
選別済 下地
しっかりと選別をすることにより、施工時のロス・手間を減らし、
ゴミも出さないコストパフォーマンスの高い製品です!!
フローリング
射場住建様 上棟
9月3日(水) 丹波市の射場住建様が上棟されました。
土台は桧。構造材は米松がメインで
こだわりの部分に桧を使用されています。
もちろんすべて中温乾燥材です。
土台
最近は、あらわしの部分に桧を使用される工務店様が増えています。
以前桧の太い原木は、大変高価だったのですが
最近ではかなりリーズナブルになっています。
おぎもくおススメの構造材です
別注サイズ
別注サイズの垂木を製材しています。
当社では、既製品以外のサイズも承っています(例外もあります)
使用する場所により、最適な原木を寄りだして
職人の手により製材しています。
余談ですが、当社のエンドマッチ加工のフローリングを
初めて使用された大工さんが、「こんなにスムーズに施工できたのは、今までにない」と言われました。
たいへんありがたい言葉です。これからもこだわりの製品をつくり続けていきます。
エンドマッチ加工フローリング