無垢フローリングも、同じ樹種でも価格がピンキリですが、
価格差について検証してみました。
樹種は杉で1枚単価として考えます。
①サイズの違い
実は、無垢フローリングは、全国で統一したサイズがありません。
その為 長さと厚みと働き巾がメーカーによって違います。
当然、働き巾が広く 厚いものが高くなります。
②等級の違い
基本的に節の大きさや数で、価格が変わってきます。
節の無いものや節の数が少ないものが高くなります。
また、色合いも価格に関係します。
③乾燥の違い
乾燥の方法・含水率によって製品に差が出ます。
乾燥方式には、自然乾燥・中温乾燥・高温乾燥などがありますが
施工後の、狂いをほとんど生じさせない為には
含水率を一度12%以下まで落とすことが望ましいです。
自然乾燥だと、乾燥コストはかかりませんが、12%以下にはほとんど落ちません。
中温乾燥・高温乾燥だと12%以下まで落とすことが出来ますが
高温乾燥だと、木材が持っている成分まで抜け落ちます。
コストの安さで言うと
天然乾燥>高温乾燥>中温乾燥 となります。
その他に、塗装やコーティングしたり、加工もエンドマッチ加工などで
価格が変わってきます。
つまり、用途別に応じて、選ぶことが大切になります。
節が大きく床に使用できなくても、化粧野地板には、適切で価格もリーズナブルになります。
そして、施工後の 反り・曲がり等を防ぐには、含水率が非常に重要です。
含水率の甘いフローリングは、施工後しばらくしてから 反り・曲がりが生じます。
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